(更新:2023/08/18)
新型コロナウイルスに関するレポート。5類指定になってから自分が陽性になった時の治療や対処療法についての話を。感染の流れ
2023年の5月以降に新型コロナウイルス感染症が2類から5類(インフルエンザと同等)へ扱いが変わりイベントなんかもどんどん再開されて暑くなる頃には外を歩く人達の多くがマスクを着けなくなっている流れの中、
第9波が騒がれるようになった7月後半で自分も初めて陽性になりまして。
症状に気づいたのは発熱と全身の関節痛で、最初は症状が似てるインフルエンザを疑ったが
子供の頃から38度後半を超えるような高熱は滅多にならなかった自分がいきなり39度台まで上がったので怪しいと感じ。
体温はほとんど毎日測っていて気づくのも早かった。
職場ではなく休日の外出中に感染した可能性が高く、1日空けてから2日目で38→39.6度まで急に熱が上がって驚いた。
外出中もほぼマスクを着用しており混んでる店へ行ったとか大勢に囲まれた訳でも無く、熱が出るまでの自覚症状は無し。
以前に喉の異常な痛み(喉の痛みはこの時のがキツかった)による疑いがあった時は市から無料で入手出来る医療用の検査キットを使い
その時は陰性で咽頭炎として治したものの、今回はいきなりの高熱だったので家族の勧めもあり即検査。
検査してくれるのを確認できた近くの一般病院でPCR検査を受け陽性が判明。
少し離れた大きい所なら発熱外来もあるがどこもかなり混んでるのと移動で疲れるだろうから却下した。
9波は特に予約の取れなさっぷりが酷いと言われ、コロナ以外の発熱で来る人は感染リスクも上がるし大変だなと。
病院の規模に関わらず感染症疑いや発熱がある場合は事前の連絡が必須で、
専門の発熱外来でも混雑具合で受け付けを早く閉じたり突然行っても断られる所、
さらにはコロナ疑いがある患者の来院は検査の都合で自家用車が必須な病院もある。
体調が辛いのに門前払いを食らいたくなければ、身内代理でも構わないので電話などで確認推奨。
ウチでは早めに行っても1時間以上待たされたが、この時は同行者と車があったおかげで待つのはそこまで大変では無かった。
自動車や屋内で待てる場所を確保出来ない時は日傘や飲み物があれば捗るかも。
トイレは我慢出来なければ頼んで借りられる所が多いが、酷い下痢や嘔吐があった場合は必ず病院へ報告を。
処方は解熱剤(ロキソニン)だけ貰い、5日間の自宅待機が必要なので会社へ連絡入れて休む流れに。
家族は治療期間に自分以外の陽性者出なくて幸いだったが、去年以前の感染なら市でやってたホテル療養を選んだろうなぁ。
ワクチンは体質の問題により打てず、マスクや手洗いなどの予防対策はしっかりしてても罹ったから
著名人もバタバタ陽性になっていたこの頃の感染力の強さを実感した。
自覚症状など
自分は症状の重さで言えば軽症で陽性期間に出た主な症状は、発熱・全身の関節痛・食欲不振。熱が下がり始めた頃に痰が絡みだし、洗髪時に抜け毛が多く出た。
最初は胃の調子が悪くて固形物が喉を通らず、お茶漬け・果物・ゼリー飲料あたりで凌いでた。
胃の調子が治る手前に強めの下痢症状もあったが、元から腸が不安定な為コロナの症状かは不明。
身体に合わない抗生剤飲んだ時の下痢症状に似てた。
熱は4日ぐらいで下がり、この頃から痰が絡む咳と鼻の症状が目立つように。
コロナに罹るとよく言われるのが数日経って発症する味覚と嗅覚の異常だけども、
自分は鼻の感覚がおかしくなり症状がまんま「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」だなと察した。
慢性的な鼻炎や後鼻漏があるとコロナ関係無く数年おきにこの手の症状が出てくるから。
数日は鼻の奥から焦げ臭いニオイが漂い、膿もかなり出たのでとても不快だったが
症状出て5日ぐらいで治ってくれて助かった。味覚異常は起こらずに済んだ。
家で鼻まで覆える吸入器(蒸気が出る方のネブライザー)が使えるなら治療でも活用できる。
自分は鼻や喉傷めた時に使う吸入器を持っていたおかげで治りも早かった。
熱が下がり待機期間が終わってから耳鼻科または後遺症外来へ行くのもアリ。
食欲は治療1週間ぐらいで徐々に戻り普通に食べられる段階まで回復し、熱がぶり返すことも無かった。
この間に体重3kg落ちたのが食が戻ると共に少し戻ったので、逆にリバウンドで太らないよう注意したい。
2類の時は7~10日待機だったのが5類になってから5日間へ縮んでいるものの、
実際に罹れば潜伏期間や後遺症の問題もあり治療期間は2週間ぐらい必要に感じた。
陽性判定受けてから熱下がったのが4~5日目、鼻が膿んで回復したのが9~10日目ぐらい。
2週間経つ頃には喉の違和感と咳以外の症状はほぼ回復。
私は軽症で喉の痛みも極端に酷くなかったから治りが早めで個人差は人それぞれ。
学校や会社は重症化せず熱が下がれば5日経過で普通に行ける所が多いが、
熱が下がってからも数日は気を抜かず肺への負担を極力抑えて生活するのが良い。
喉の違和感は市販薬で対処してる。喉の炎症を抑えるドロップなどが中国人気で品薄になってる印象。
コロナで熱が出て意外だったのは、真夏に入れば毎年出てくる汗疹が一気に引っ込んだ事。
高熱で汗をかけなくなるからか?治ったらまた出てきた。
くしゃみも熱がある間はパッタリ出なくなり、治ってから思い出したように復活。
自分の治療方法
自宅待機の始め2日間は、解熱剤飲みつつ家族ともあまり接触しないようにして自室でほぼ寝て終わった。遊ぶ気力は無かったが、熱があれば寝過ぎて頭が痛くなることも無かったな。部屋の換気は真夏なのもありマメにやってた。
必要な買い出しがある時は1人暮らしの場合と同じく数日置きで
人出が少ない夜間に近くのスーパーへマスクしてサッサと買物済ませてた。
自転車でサッと行ける距離に開店時間の長い店があったのは幸い。
胃が治るまでの食事は果物率が高くバナナやスイカ、果物ゼリーなどを食べてた。
熱が下がる頃から不足するたんぱく質を補う為、納豆と冷や奴も。
豆腐なら後で味判らなくなっても食えるだろうという考えで。ヨーグルトもオススメ。
サプリメントは味覚異常を防ぐ・罹ってもすぐ回復出来るよう
普段は1週間に1回しか飲まない亜鉛を2日に1度摂取。
たまにカフェインが入ってないビタミン入りのドリンク剤も飲んでた。
最後に、これからなった時の対応についてのまとめは以下。
- 発熱の基準は37.5度以上。関節の痛みがあり、熱中症や既往症以外で急に38度後半~40度前後まで上がったら感染症を疑う
- インフルエンザと同じく検査と治療は1日でも早いほど良いがあまり早いとウィルスの検出がしづらいと断られる時もあり、
その場合は発症から24時間経過~48時間以内を目安に病院へ。
インフルエンザの検査も同時に行いたければ行く先で対応出来るか確認 - 発熱外来での検査は事前予約が必要でマスクも必須。
長く待たされがちなので水などの飲み物・ポリ袋・拭く物があると捗る。外待ちなら天候や体調に合わせた対策も。
かかりつけ病院があれば確認次第で検査してくれる所もあるが、小さい所だと薬は期待しない方が良い - 検査代は助成の無い立場で1人3割負担なら、初診・再診費あり&専用薬無しで予算は平均5千円以内。
専用薬は高いので(帯状疱疹の薬ぐらい掛かる物も)処方できる病院へ行き希望するなら予算は多めに用意。
陽性・陰性の証明書や診断書が必要ならその費用も見積もっておく。市販薬や療養食は別枠 - 待機期間は5日(あるいは熱下がるまで)のケースが多いが、治療期間は5類前と同じ10日~2週間見ておく。
学校や会社へ行く人はすぐに連絡を。検査した場合は行った病院も尋ねられる事がある - 熱は弱毒性なら3~5日で下がる人が多い?
1週間経っても37.5度を割らない、処方箋飲みきったのに改善の兆しが見られない場合は早めに検査した病院へ相談 - 熱が下がっても数日は肺に負荷を掛ける行動は控えたほうが良い。
運動や仕事で日常的に走る、重労働者は周りと連絡取りつつ呼吸や体温の具合を常に確認 - 水分は不足しない程度にしっかり摂る。汗が多い時はスポーツドリンクも有効。
経口補水液は塩分が高く、脱水症状が酷い時や熱中症を併発している時のみの摂取を推奨。
カフェインとアルコールの摂取は鼻や喉など粘膜の回復を妨げやすく、治るまで控える。煙草は言わずもがな - 胃腸風邪と同じで、胃の動きが鈍く食欲が全く無い期間は無理に食べなくて良い。
おかゆすら無理でもゼリー飲料やアイスクリーム辺りが吐かずに入るなら、それで凌ぐのも十分アリ。
食欲が落ちた人は体力も落ちやすいから胃の調子が戻ってきたら適度なストレッチや歩行で身体を動かしつつたんぱく質を摂る - 治療期間に欲しい栄養素は水溶性ビタミン(B・C)と亜鉛・マグネシウム等のミネラル、
腎機能が問題なければカリウムも。食品なら味噌汁・梅干し・果物・野菜ジュース(一番はトマトがベースの物、青汁も体温下げに有用)・ゼリー飲料あたりが摂りやすい - 洗濯は家族分混ぜて洗う場合、酸素系漂白剤の併用がオススメ。塩素系の方が殺菌力は強いが色落ちも激しいから白物限定で。
汚物が付着した物を洗う時は、洗濯機の前にポリ袋か蓋付きバケツへ洗濯物と水、洗剤や漂白剤を入れて浸け置く。(ノロウイルスなどの食中毒でも有効)
マメで無ければ忘れがちな布団・枕のカバーやパッドは熱下がってからか待機期間終わったら洗濯推奨 - 感染者が出した可燃ゴミは入れたゴミ袋の口をしっかり縛り、放置せず早めに回収へ出す
- 重症化したら躊躇せず検査を受けた病院へ連絡するか救急車を。
最初から40度超える熱が続き、咳が酷い場合も既に肺炎の症状出ている恐れがあり要注意