intuosベーシックとペンタブレットの話

ペンタブレット・intuosの昔と今

新しくintuosの板タブを買ったので長く使っていた旧intousと合わせてレポートなど。


自分のペンタブレット歴

ワコムがペンタブレット売り出して40年経ったという事で、自分も使ってきた経由を。

自分が最初に買ったペンタブは5色iMacが売られていた頃の初代FAVO。
初めて買ったパソコンにあたるシェル型iBookと同じカラーを
本体とほぼ同時期に買いマウス代わりに使っていた。

この頃は無線マウスがそれほど普及していなかったのもあり
付属マウスがペンと同じく無線なのに電池不要な点がとにかく有りがたかった。
昔のマウスは重くて手首傷めやすかったからペン操作がメインだったわ。

そんな早いタイミングで買ったのは絵の作業を全てデジタルで済ませたかったから。
プリンター・スキャナー・MO等の周辺機器もサッサと揃えた記憶があるな。
フロッピーは既に絶対必要な時代じゃ無くなってて1度もドライブ買う機会が無く終わった。

その数年後に旧式のintuos2のミディアムサイズを買い、結構長くFAVOと旧intuosの2台を併用してた。
intuos買ってからは筆圧感知の弱いFAVOは仕事用(主に写真)へ廻し、
ほんの数年前ぐらいまではシートが剥げても動いてたな。

むしろその2つより後に買ったプラカバー付き白FAVOのが先にダメになったぐらい初期のは丈夫だった。
昔の会社では一番大きな製図サイズのintuosがあって、それは自分には大きすぎてほぼ使わず。

新旧intous

自分が新しく買ったのはintuosのベーシック(有線)のスモール。当時の最安だった旧NTT-Xで購入。
あそこはPC機器メインの老舗通販で時々お得な品が見つかる。今ならd払い使う人にオススメ。

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価格だけならOne by Wacomの板タブがミディアムで1万切る安さではあるが、
あちらはFAVOやBAMBOOに近い系列だから少し考え同じintuosにした。
現代ではだいぶ安くなった液タブをいまだに使わないのは、自分が頭を下げた体勢で描き続けられない身だから。

新旧のintuosを重ねて撮った物。古い方の黄ばみ具合に20年の重みが出てる。


ミディアムの入力画面=スモールの本体ってサイズで、古いのはアームレスト付いてるぶん更に大きく感じる。
旧intuos2は当時ミディアムを2万台で買って何と日本製、PhotoshopエレメンツのバンドルCDまで付いてた。
20年使って修理が必要なトラブルも無かったし今じゃ実現不可能なコスパの良さだと思う。

何故20年以上ペンタブ使っていまだに有線なのかというと、これまで使ってきた無線デバイスの不具合の多さに閉口した結果。
無線の板タブ出たての頃は欲しかったのに、他の入力機器で遅延やチャタリングや
突如切れて動かなくなる現象などに遭えばマウスですら無線を避けるようになってしまった。

リチウムイオン電池が入ってて充電するタイプだとなお面倒に感じる。
この辺は好みや環境の問題もあるから目立つ不具合が無ければ無線のが小回り利いて良いと思う。

有線でも規格が合うOTGアダプタを使えばAndroidのスマホやタブレットで使えるという。
手持ちの機種に合わせマイクロUSBかUSB-Cのどちらかを選ぶ必要がある。
(最近の機種はUSB-Cが主流、iOSは非対応)

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新旧intuosのペン。旧は交換しつつ標準芯のみ使用、グリップも交換済だが古さは否めない。


古い方は太さが目立つものの、某太グリップのボールペンみたく持ちやすかったりする。
それのせいか最近のペンの細さが合わない人もちらほら出てたり。
替えグリップも太いのがあるけどスイッチ部分は塞がってて上から被せるタイプなのが不便。

上の消しゴムスイッチは元々使わなかったから無くなっても不自由は感じず。
サイドスイッチは新旧どちらも右クリックで設定。

今のintuosは昔のようなシートが付いていないから、一緒に専用の保護フィルムと替え芯も買っておいた。
フィルムは公式から推奨されてるエレコムのも良さそうだったけど更に安いのを楽天で見つけそちらにしたら
激安なのに日本製で付属品も豪華だったからビビり散らかした。非光沢で貼ればツルサラ感触。
液晶じゃないからペン先が引っ掛からなければ気泡が残っても問題無い。


古いのはシートがめくれるタイプでトレースに使える。紙のファンクションキー挟む仕様に時代を感じる。



替え芯は標準芯がペンの中に3本あるから今回はエラストマー芯を買い足した。

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エラストマー芯は今回初めて買ってみて、標準芯との書き味確認してみたら
標準芯はサラサラ軽い書き心地なのに対しエラストマー芯はやや重く引っ掛かる感触。
書き心地はゲルインクのボールペンに似てる気がした。

旧intuos、ベーシックの標準芯とエラストマー芯の軽いサンプル。


エラストマー芯が一番書きやすかったけど線が太く出がちで調整が難しかった。
傾き度合いはあまり差無いかな?筆圧感知も旧の倍になってるけど
元の旧型があまりカクカクしないからコレも差を感じにくい。

エラストマー芯は他の芯より減りが遅く筆圧高めの人にオススメされがちだが、
筆圧弱い人にもエラストマー芯はオススメできる。

型が変わればドライバも入れ替える必要があって、最新のワコムセンターが起動せず
ちょっと古いバージョン(この時は安定版らしいVer.6.3.43.3)を入れ直してようやく動いた。
バンドルソフトは使わないから(クリスタは製品版あるし)解決するまでコレで良いかなと。

あと上に布のペンホルダーが付いてるものの、有線だとアレは右利き仕様になるから
持ち出さない限り使う機会無いかなぁ。旧の重みがあるペンホルダーは昔愛用してた。
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