ClipStudio2.0

最近2.0が出たクリスタことClipStudioPaintの話を。

クリスタはパケはまだ1xだけどそのウチ2xも出るか??
最終的にはサブスク(月額/年額版)DLオンリーを目指してると思うからパケで欲しい人は売ってる間に買っといて良いかも。

【Amazon】CLIP STUDIO PAINT PRO Ver.1
自分のクリスタ歴は旧タイトルのComicStudio・illustStudioをバージョン1から使って初期のクリスタもモニター版から開始し、
そこへ更にコミスタ4の無償アプデ版も買い足した(コミスタはMac版とWin版でソフトが別れていた為OS乗り換えで買い直した)事で
1xは実質無料で使わせてもらってました。(素材への課金はしてましたが)

その1xが出てもう10年ぐらい経ってるはずだから今回の2xは
3x発売のロードマップを見るにかなり短命な印象を持つ。というより1xが異様に長かったとも言える。

2xからの機能(一部)


▼起動画面。タブレット版もかな?ぱっと見1xと全く同じ。
(記事が長いのでほとんどの画像縮めてます。クリックで全画面)


素材ページも1xと一緒だから引き上げてもそんなに違和感なく使えると思います。
ClipStudioは作品や素材を管理するベースのソフトがPaintとは別にあるため、ここでは母艦と読んでいます。

▼目玉機能として取り上げられて望んでいたユーザーも多かったのが「整列機能」。

オブジェクトを選んで整列パレットのボタン押せば配置されるので、
表やキャラクターの整列・版下製作に威力を発揮。
テキストにも使えるから配置にillustrator使っていた人は場合によっては不要になるかも?

▼もう1つ大きな目玉機能が3D人形の手を動かせる「ハンドスキャナー機能」。


これはカメラが標準で付いてるタブレットの方が有利な機能かな?
PCもWebカメラや内蔵カメラがあればそこから出力して手を動かす事が可能になり、
右手・左手・向きなどの指定が行えます。扱えるならDroidCamなどのスマホ接続でも利用可。


▼前に版権問題などで消えたAIイラスト機能だが、新たにAI機能を使い搭載されたのが「自動陰影」。使用は編集ツールバーから。


向きや光源・シャープさなどが指定でき時短や陰影の勉強に最適。
絵の上達・絵柄問題はあるから参考用として使うのが良いかも。


▼もう1つAI機能を利用した「絵からトーンを消す機能」。使用は編集ツールバーから。


主にモノクロのトーンをグレー化するための機能で利用にネット接続が必要。
解像度が低いと潰れやすい点があり使う場面は限られるか?

▼さらに編集ツールバーには1xから搭載されてる「自動彩色」があり、
コレもAI機能を使って線画の下に塗り色をマーカーなどで適当に指定しておけば自動で埋めてくれる時短機能。
線画をレイヤーパレットで「参照レイヤーに設定」しておき、色指定した塗りレイヤーから彩色開始。

全体的にぼわっとした仕上がりになり、新たにレイヤー統合された状態で完成するから便利度はユーザー次第か。
2.0.0段階でも先行プレビュー状態だったので機能の強化が待たれる。


▼2xでは水彩などの混色機能も強化された。赤と青を混ぜると混ざる部分で紫にでき、ペインターに近くなった感じか。
気に入った設定が作れたら新規ブラシとして登録しておきバックアップするのをオススメしたい。



▼他には魚眼パース定規の搭載や3D頭部などいくつか新機能が追加されているものの、
2xのアプデで個人的に最も嬉しかった点がキャンバス上に現れる選択範囲ランチャーが移動可能になった事。
絵と被って不便な事もあったのが解消されると思うと…!


買い切り版とアプデ版のどちらが良いのか?


2xのWin/Mac版は機能アプデこそ無いものの契約切れたら1xへ戻す必要が無い買い切り版と
更新切れたら1xへ戻さないと使えなくなるぶん最新機能が使えるサブスク版とで別れたけど、自分は今回Exの優待買い切り版にした。

理由は優待版で値段が安かったのと、全体の機能は1xでそこまで不自由してないから。
今後の不具合パッチは買い切り版も適応されるみたいだから、バグフィックスさえしっかりして貰えれば良いかなと。

引き上げ方はブラウザから優待版の申し込みページで注文し、発行されたアクティベーションコードを入力して起動。
メールでも送られるけどやや時間掛かったからすぐ上げたい人は注文後に出てきたコードをコピペしておくと吉。
シリアルなどはアプデなら既に登録されてる1xの物が使われるから入力の必要は無し。

1xを持っててまだ上げてない人にはどちらのプランが良いのかなんですが、
契約終了やアンインストールしたのを入れ直す時にClipの母艦ごと1xへ戻すのが嫌・2の機能は使い続けたい人には買い切り版の方が良いと思います。
予定通り1年程度で3xが出たら間違いなくサブスクのがお得なんだけど、本当に1年で出せるのかが心配で。
参考までにロードマップが載ってるページはこちら(公式記事より)

3までは買い切り版出る予定が公表されててソコ次第でもあるけど、
1→3は2→3に比べてアプデ代も引き上げられる可能性高いからその辺も踏まえて検討するのが良いかなと。
買い切り版も途中でアプデ料金払えばサブスクの追加機能は使える。

iOS/Android版は月額版のみだから払ってアプデすれば最新版へ切り替わるのでこちらはユーザーの使いたい期間次第。

ProとEXはどちらが良い?


かなり値段に差があるからそんなに機能が違うのか?って思う人もいそうだが、
簡単に言うとクリスタはProが個人・趣味向け、EXが業務用のポジション。
Proなのに個人向け?な感はあるけどコミスタ時代がデビューは市販されていたからその名残があると思う。
(クリスタでデビューが付属品オンリーになった)

1枚絵や単発漫画がメインならProで十分だが、コレ1本でそれなりのページ使った同人誌製作、
長編作品・アニメ制作・共同作業まで行うならEXは必然になってくる。
タブレット版は印刷機能が弱くPC(Win/Mac)を持っていたらiPadと連携して漫画を描く作家が多い印象。

例えばEXにあるストーリーエディターは台詞や長文をテキストエディタから貼るのに便利で
コレの為にEX使う人がいるほど。(画像の文は青空文庫から)
2以降なら整列と合わせたら作業が捗りそう。


公式で載せてるデビュー/Pro/EXの機能差については以下へ。

製品ラインナップ(機能の種類と価格)
CLIP STUDIO PAINT PROとEXの違いを教えて下さい(制限など)

2のライセンスが1と仕様が変わってて、2にした事で2台目が読み込めないとか起きたらサポートへ確認取った方が良い。
公式の説明ページはこちら(FAQより)
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